Interviews
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国内だけでなく海外にも広がる業務範囲。
グループ全体の視点でビジネスを俯瞰できる
面白さがあります。

財務 飯塚 力揮 商学部卒業
2013年入社

いま携わっている
プロジェクト

海外決算/決算プロセス統一、国際財務報告基準書(IFRS)導入後対応 等

NTTデータの財務部には、私の所属している決算担当以外にも資金運用・管理、税務、会計制度、IR(投資家対応)、事業計画策定、事業部対応担当など多岐に渡る業務が存在します。NTTデータではグローバル化が進んでいるため、どの担当においても国内外の利害関係者とお仕事をする機会が存在します。
その中でも私が現在所属している決算担当においては、国内グループ会社、海外グループ会社、多くの決算業務を委託している国内・海外のシェアードサービスセンター(共通業務を集約した会社)やNTT(持株会社)等様々な関係者とやり取りをしながら会社の決算値を作っています。
私の主業務の1つは海外決算となります。海外各社の決算値の分析や状況把握等を実施しており、必要に応じて海外拠点のCFOとも直接会議を実施します。また普段から頻繁に海外のメンバーとも電話会議、テレビ会議、メールや出張などを通してやり取りをし、特殊事象や異常事態が発生すればそれらの原因究明から解決まで関係者と調整します。
主業務の2つ目はM&Aにより買収した海外会社や国内会社での決算プロセス統一化となります。NTTデータグループはもちろんNTTグループ全体の視点から最適でかつ効率的な運用プロセスを検討していきます。NTTデータグループでは国内はもちろん海外グループ会社もたくさん存在し、その数も年々増えています。元来設立されていた会社がM&Aにより仲間に加わることも多いので、そのような会社はプロセスや考え方が元々備わっており、内容によってはNTTデータで実施しているものと全く異なる場合も多いため、違いや考え方をしっかりと調査して理解した上でグループ全体での方針と運用プロセスの最適解を求める必要があります。
その他にも国際財務報告基準書(IFRS)導入後対応/決算値開示に向けた内容の調整、決算報告書の確認や開示内容のチェック等多岐に渡って業務に携わっています。

NTTデータのココが好き

今では世の中でも普及してきましたが、NTTデータではテレワーク(在宅勤務)やフレックス勤務など様々な働き方ができます。場所によってはサテライトオフィスなどもありそれらを活用している事業部もあります。またお子さんがいる社員は育休や時短勤務なども選択できます。そのような制度が整っているのも大事ですが、職場自体の雰囲気としても各々の社員が各自の業務進捗に応じて自由に働き方を選択できる環境があります。私が現在所属している決算担当ではほとんどのメンバーがお子さんをお持ちなので、育児休暇、時短勤務、年次休暇、フレックス勤務等々を活用して柔軟に働いています。もちろん決算期などの繁忙期もあるので、そのような月には集中して業務を実施するなどメリハリを持ちながら、皆さん仕事とプライベートを両立/充実させて仕事をしています。
また、NTTデータは人財育成に非常に積極的です。新入社員への数カ月に及ぶビジネススキルやプログラミング等のテクニカルスキルに関する研修はもちろん、各職務/職責に応じた継続的な研修やその他多分野に跨る社内研修が存在します。社員一人一人にも自己研鑽のために研修を受講することが推奨されており、内容によっては海外で実施される研修もあります。直近の例を挙げると、当社ではセルフイノベーションタイムと言われる制度が導入されており、勤務時間(通常業務中)に自己研鑽の時間を設け自身の能力向上に励むことが推奨されており、スキルアップを考えている人には非常に有難い制度です。この他に例えば財務部においては、トレーニー制度等により1年海外で仕事をする機会もあり、過去にアメリカやドイツに行ったメンバーもいます。NTTデータでは国内外にたくさんの拠点があるため研修や実業務含め多くの機会やチャンスが用意されている点が魅力です。

こんなこともありました
(成功談)

私は機会があって入社5年目にNTTデータミャンマーへ1年3カ月ほど出向しました。学生時代に海外へ住んでいた経験はあったものの、当時の私にとってミャンマーは馴染みの無い国だったことから少々躊躇いはあったものの、若いうちに様々な経験を積んだほうが良いと考え、新しい環境へ飛び込みました。
ミャンマーへ赴任してみると、国としては想像以上に発展しており、気候も安定していて住みやすく現地の人も優しかったです。ただ、仕事をしていくとなると中々大変でした。そもそも現地のメンバーがパソコンやエクセル等のソフトを扱えない、基本的なビジネススキル(報告、課題管理や進捗管理 等)が身についていないことに加え、専門的スキルである会計知識が誤っていることもありました。また、日本から赴任して日が浅い私はなかなか信用されず、業務内容を積極的には教えてくれませんでした。ましてやミャンマーは英語が第一言語ではないので英語が話せないメンバーもいる等、意思疎通が上手く出来ない中で業務を開始することとなりました。
ミャンマーへ赴任した際に一番に感じたのは、メンバー同士の関係性やコミュニケーションの取り方を非常に重視しており、互いの関係性を踏まえて仕事を実施しているということです。そのため、赴任当初から積極的に話しかけ、イベントに参加し、メンバーと一緒に時間を過ごしました。また、例えば自身にはあまり関係が無くても周りのメンバーのメリットになるのであれば率先して改善策を社内で提言しました。その甲斐あって徐々にメンバーからの信用を得ることができ、例えば日本で実施している業務手法等の導入など、自身の提案も全面的に受け入れてくれるようになりました。
このように若いうちに全く異なる価値観をもった人々と一緒に仕事ができたことは、自身にとって非常に大きな経験となりました。そのような機会が多く存在するのもNTTデータの特色の一つだと感じます。

ミャンマーPathein地方の伝統的な傘。私がミャンマーから帰任する際に現地のメンバーから頂きました。デスクのそばで仕事場を明るくしてくれています。時折この傘を眺めながらミャンマーでの生活を思い出します。

来たれ!後輩諸君!!

私が就職活動をしていた時は、業界はあまり絞らずに多種多様な企業の説明会に参加しました。様々な企業のお話を伺い、自分の中でやりたいことを整理していく過程でNTTデータに出会い、この会社で働きたいと思うようになりました。財務という仕事を通じて、様々な業界や企業をITインフラ等を駆使して支援することの一翼を担っています。またグローバル化も進んでいるため、世界中を相手にして仕事をすることができる点も大きな魅力でした。
今就職活動に励んでいる皆さんも、焦らずしっかりと自身がやりたいことを整理しながら、一つ一つの企業と向き合ってもらえればと思います。その上で、NTTデータで働きたいと思って来てくれた方と将来一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

1日の流れ

10:00
出社(フレックス活用)
国内外からのメールチェック
11:00
担当内打ち合わせ
12:00
ランチ
チームメンバーと
13:00
会計士協議
四半期決算での留意点などの意識合わせ及び方針の合意
15:00
資料作成
在外決算関連の資料
16:30
シェアードサービスセンターメンバーとの進捗会議
17:00
海外CFOとのTV会議
18:00
翌日に向けた当日業務内容の整理
19:00
帰宅準備
メール送付、翌日のスケジュールチェック
19:30
退社
友人と食事

※掲載内容は取材当時のものです